ゲバラ物の見すぎで
「ゲリラ豪雨」という単語に異常に反応してしまうようになった
ヒートです押忍。
主にゲリラのとこね。
いまだに熱は冷めやらず。
映画は観つくした感があるのでいよいよ「本」の方へ足を踏み入れる
つもりです。
というわけで前回書いた、
メタルギアソリッドの生みの親、小島監督が紹介してた映画、
「ある日どこかで」についてつらつら書いてみようかと思います。
〜
タイムスリップ物にはまったのは
「蒲生邸事件」って本と会ったのが始まりでした。
この「蒲生邸事件」っていう作品は
現代に生きる青年が、危険な状況にあったところを
時空を越える力を持つ男によって
昭和の時代、あの「二・二六事件」の直前のトウキョウに降り立つ
というものなんですが…
これを読んで以来、俺はタイムスリップ物が好きになりました。
昭和の初期辺りの時代に興味がある、というのもあるのだけど、
きっかけは間違いなく、この作品でした。
小島監督は「ある日どこかで」を絶賛していたけど、
俺はただのラブストーリーなら正直、観なかったと思います。
愛する人に時空を超えて(タイムスリップして)会いに行く。
ここに興味を引かれたっていうのが大きい。
では、気になる「ある日どこかで」のあらすじを書いていきましょう。
<あらすじ>
1972年。
処女作の上演を終えた舞台の脚本家、リチャードの元に
老婆が訪れる。(初対面)
彼女は彼に懐中時計を手渡し、「帰ってきてね」と言い残し彼のもとを去る。
数年後、脚本家として生活するリチャードは
ドライブの途中に通りかかった「グランド・ホテル」へ宿泊する。
レストランの開店待ちで、ヒマ潰しがてらに
ホテル内の歴史資料室に足を踏み入れると
そこには美しい女性の写真が掛けられていた。
1910年代に活躍していた舞台女優エリーズ(ヒロイン)の写真だった。
その美しさに一瞬で惚れ込んだリチャードは彼女のことが
頭から離れなくなり、彼女のことを調べ始める。
調べるうちに彼女は1972年、リチャードと会った直後に
亡くなっていた事を知り、
同時に彼女の言っていた「帰ってきてね」の言葉の意味を知った。
彼女に会いたい。
しかし越えることのできない「時間」の壁が彼の前に立ちふさがる。
しかし彼は諦めなかった。
運命の人のもとへと向かうべく、
ある人物から教えられた「時空を越える方法」に挑み
リチャードは1912年へ向けて旅立とうとしていた。
〜
大体の作品において、時空を超えるには、
物(機械とか)だとか超能力だとかが必要だったりするのですが、
彼の方法はシンプルかつ直球でした。
ひたすら「過去へ向かうのだ」という、想い。
これだけです(爆笑
当時の服とお金を持って、
ベッドの上でひたすら「1912年へ向かうのだ」を念じて繰り返すだけ。
最初見たとき笑いましたよ。
ムチャクチャです。
でもそこを気にしていたらこの映画は観れない。
と小島監督も言ってました。
確かにその通りですな。
かくしてタイムスリップをゴリ押しで成功させたリチャードは
無事エリーズに出会い、
諸々のトラブルに会いながらも二人は遂に結ばれます。
素敵な一夜を過ごして幸せそうに朝飯を食う二人。
「よかったなあ〜二人とも ヽ(*´∀`*)ノはははは」
観てるこっちも思わず嬉しくなるほどの仲睦まじさ。
しかし、その直後……!
予想だにしなかった衝撃が二人と、観てる人を襲ったのでした。
持ち上げて落とす。
さっきまでのハッピーな気分が嘘のように絶望へ一直線。
お話はそのままラストへ向かっていきますが
もう、あっけにとられてました。
切ないラストでしたよ、ええ。
〜
さっきも言ったようにラブストーリー系は
まともに観たことはないから
あれこれ語る気はないですけど、
俺個人としては、良かったです、すごく。
観終わってしばらく、「切なさ」が残っちゃって困りました(;´Д`)
この「ある日どこかで」は公開後一週間で上映が打ち切られる
不遇の映画だったみたいですが、
後になって徐々に人気が加熱しだし、
今でも名作の呼び声高い作品なんだそうです。
詳しくは
ココ(Wiki)でチェキしてみてくださいな。
作品の雰囲気をちらっと紹介するためにようつべから
BGM集を貼り付けときます。
興味のある人はぜひ、レンタル屋へどうぞっ。
損はしないと思います!
ぐはあだめだ切ねえ(´;ω;`)